初回カウンセリングの流れ
問診

まず最初に、患者様の現在の症状やお悩みをじっくりお伺いします。身体の不調だけでなく、睡眠状況、食生活、ストレスの程度、運動習慣、過去の病歴や服薬歴まで幅広く質問し、生活全般の状況を多角的に把握します。
日々の生活の中で感じる小さな変化や、つらいけれど話しにくいことも、安心してお話しいただけるよう配慮しています。
体質診断
問診に続き、脈診(脈を診る)、舌診(舌の状態を観察)、腹診(お腹の触診)を行います。これらの診察は漢方医学の要であり、患者様の体内の気・血・水のバランスや体質を的確に見極める重要な手がかりです。
たとえば、舌の色や形、脈の強さやリズムは身体の不調を映し出す鏡のようなもの。これにより、単に症状の表面だけでなく、根本的な体調の問題点を探ります。
診断結果のご説明と漢方処方の提案
診察結果と生活状況を総合的に判断し、患者様の体質や症状に最適な漢方薬の処方計画を立てます。漢方薬の種類や作用、服用方法、副作用の有無、既存の治療との併用などについても、わかりやすく丁寧にご説明します。
患者様が安心して治療をスタートできるよう、不安や疑問にはその場でお答えし、信頼関係を築くことを何より重視しています。
相談時に重視するポイント
患者様の声に寄り添う姿勢
漢方治療はオーダーメイド医療であり、一人ひとり異なる体質や生活背景に寄り添うことが必須です。
患者様ご自身の感じていること、伝えにくい悩みや不安もじっくりと受け止め、その言葉の裏にある本質的な問題を探っていきます。これが的確な診断と効果的な処方に繋がります。
生活全般を見通す包括的アプローチ
症状の根本には、食事や睡眠、運動、ストレス、環境など様々な生活習慣の影響があります。
 単に症状を抑えるだけでなく、体全体のバランスを整えるために、生活面の改善も一緒にサポート。生活リズムや栄養、精神面のケアなど多角的に見ていきます。
漢方医学の診断理論に基づく体質把握
東洋医学の診断方法である脈診や舌診、腹診を用いて、気・血・水の巡りや陰陽のバランスを見極めます。
 これにより、体質の強みや弱み、病気の根本原因を捉え、根治を目指す漢方処方が可能となります。
患者様の体質に合った処方は、より早い改善と持続的な健康維持につながります。

継続的なフォローアップで安心の治療

漢方治療は一度の診察で完結するものではありません。体調の変化や漢方薬の効果、副作用の有無を定期的に確認し、必要に応じて処方を調整します。
あまいろクリニック飯塚では、患者様と医師の信頼関係を大切にし、何でも相談できる環境づくりに努めています。疑問や不安はいつでも気軽にお話しください。