医師紹介

後藤 雄輔(ごとう ゆうすけ)院長
経歴
| 2007年3月 | 福岡大学医学部卒業 | 
| 2007年4月 | 公立八女総合病院 | 
| 2009年4月 | 福岡大学病院腎臓膠原病内科 | 
| 2010年4月 | 福岡大学大学院医学研究科 | 
| 2011年4月 | 福岡大学医学部薬理学 | 
| 2016年4月 | 飯塚病院漢方診療科 | 
| 2021年4月 | 健康リハビリテーション内田病院 | 
資格・所属学会等
- 日本内科学会 認定内科医
 - 日本東洋医学会 漢方専門医
 - 和漢医薬学会
 - 抗加齢医学会 専門医
 
ドクターズインタビュー
先生が漢方医療の道を選ばれたきっかけを教えてください。
私は薬理学の研究をしていた際に、漢方の効果の不思議さに興味を持ちました。理論的には説明しきれないけれど、実際には劇的に症状が改善する患者様を何人も見てきたことが大きなきっかけです。漢方は科学的な知識と臨床経験を両立させながら、その奥深さを探求できる分野だと感じています。

女性の漢方治療で特に大切にしていることは何でしょうか?
女性特有のホルモンバランスの変化や心身の不調は、多くの要因が絡み合っています。ですから症状だけにとらわれるのではなく、生活背景や精神面も含めた包括的なケアを心がけています。患者様の声をじっくり伺い、その方の体質や環境に合ったオーダーメイドの漢方処方を行うことが大切です。
具体的にはどのような症状に対応されているのですか?
月経困難症やPMS(月経前症候群)、更年期障害、頭痛、冷え、不眠、ストレスなど、女性のライフステージに伴う幅広いお悩みに対応しています。最近ではがん治療の副作用を軽減するサポート漢方も増えており、現代医学の治療を補完しながら患者様の生活の質を向上させる役割を担っています。

漢方の効果はどのくらいで感じられるものですか?
患者様によって異なりますが、多くの場合、1か月以内に症状の改善を感じていただけることが多いです。漢方は続けることが大切ですが、効果を見ながら処方を調整し、無理なく治療を進めていきます。患者様に信頼して通院いただけるよう、丁寧な説明とコミュニケーションを欠かしません。
クリニックの特徴や患者様に伝えたいことは?
当クリニックは、女性のお悩みに特化した漢方治療を行い、患者様一人ひとりに寄り添うことを最も大切にしています。駐車場も広く通いやすい環境で、忙しい方にも夜間や土曜の診療を行っています。身体の不調はもちろん、心の疲れも含めてトータルでサポートしますので、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

漢方治療で特に印象に残っている症例や患者様の変化について教えてください。
多くの患者様の健康回復に携われることはやりがいの一つですが、特に印象的なのは、長年慢性的な冷えや疲労、不眠に悩まれていた方の症例です。その方は最初、どんな治療も効果が感じられず諦めかけていましたが、継続的なカウンセリングと体質に合わせた漢方処方で徐々に症状が改善。数ヶ月後には体調が安定し、表情も明るくなられました。こうした変化を目の当たりにすると、漢方の力と患者様の努力の双方に深く感動します。
また、がん治療の副作用軽減で、吐き気や倦怠感に苦しむ患者様のQOL(生活の質)が改善した例もあります。現代医療と漢方の組み合わせが患者様の支えになっていることを実感しています。
患者様に漢方治療をおすすめしたいのはどのような方でしょうか?
身体の不調が続いているけれど、なかなか解決できていない方、薬の副作用が気になる方、そして何より生活の質を高めたいと願うすべての方に漢方治療はおすすめです。特に女性の方はホルモンバランスの乱れから起こるさまざまな不調を抱えていることが多く、漢方の包括的なアプローチは効果的です。
また、症状だけでなく「体質改善」を目指すため、慢性的な疲れや冷え、不眠、ストレスなどがある方にもぜひ相談してほしいです。

最後に、これから漢方治療を始める方へのメッセージをお願いします。

漢方は薬であり、体質によって合う合わない、も生じます。また、長く続けるものと思われがちですが、実際には短期間で効果を実感される方も多いです。ぜひ一度、ご自身の体調や生活背景を詳しくお話しいただき、あなたに合った治療を一緒に見つけていきましょう。皆様が健やかに毎日を過ごせるよう、全力でサポートいたします。